能古島散策の報告 2023年3月27日(月)その1 田村耕作

2023年3月の能古島散策です。天気も上々。
会員6名(荒牧源実・宇都順吉・太田薫・田村耕作・森健児・龍山康朗)で、晴天の中、日の出と共に、散策開始した。今日の天気は、快晴、気温は10~16℃でした。
ホオジロの仲間、ホオジロ、ホオアカ、カシラダカ、アオジを見かけました。上空を渡るハイタカ、旋回するノスリにも遭遇。
この時期、鳥たちの冬羽、夏羽も楽しめました。
港にあるかもめ食堂でお茶して、16時半の臨時便の船で戻りました。
👈 散策した軌跡です。海上の中ほどから記録開始。
探鳥の様子(2点)を宇都さんが撮影しました。

能古島の西にある磯公園そばで休憩、お茶とお菓子の時間です。堤防に腰かけています。

海岸から、山中に入る探勝路の入り口付近での様子です。ソメイヨシノの花が満開でした。
参加者 宇都順吉氏の感想
寝坊して一時間遅れの参加となりました。海上は鏡のような穏やかさで、居残りのカモたちを探しますが現れず、能古島の港の中でホシハジロ達が出迎えてくれました。岩場には地味なカラーですが顔はよく見ると可愛い稀少なヒメウが羽休みや盛んに潜って餌取り中です。
移動するヒヨドリの群れが騒いでいるなか、ホオジロやアオジを観察しながら山道へ・・・
今日は故あってスコープなしの参加です。なんと楽な山道の登りなのでしょう。

👈 山頂の公園でお昼
途中の土手でワラビ、山道沿いでツワブキを少しだけもらって(観光案内所で許可済み)進みます。山中ではマムシグサやムサシアブミ、木立の下にぽつんとフデリンドウの花、いくつもの植物の名前を教えてもらいました。
今回の私にとって能古島のトピックスは、山菜と猛禽類にたくさん出会えたことです。山菜のツワブキは丁寧に剥いて水でさらし、ワラビは炭窯の持ち主から木の灰をもらい、きれいにあく抜きして季節をいただきました。猛禽は、トビ・ミサゴ・ノスリ・いつものハヤブサ、渡の途中?4羽のハイタカの舞いでした。

観察行程はゴミ拾いしながら8時間、歩数計は18,000歩とてもいい運動になりました。
ゴミ拾いの証拠です。👉
2023年3月27日の散策で野鳥47種を記録しました。
海域や水辺で見かけた種(21)・ユリカモメ・セグロカモメ・ウミネコ・カワウ・ウミウ・ヒメウ・イソヒヨドリ・ハクセキレイ・シロチドリ・コチドリ・イソシギ・ゴイサギ・アオサギ・マガモ・カルガモ・ヒドリガモ・オナガガモ・ホシハジロ・ウミアイサ・カンムリカイツブリ・オオバン
宅地や農耕地で見かけた種(8)・ツバメ・スズメ・モズ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・シジュウカラ・ホオアカ・ツグミ
山裾や山中で見かけた種(13)・ヤマガラ・ヒヨドリ・メジロ・コゲラ・カワラヒワ・ウグイス・リュウキュウサンショウクイ・シロハラ・アオジ・ホオジロ・カシラダカ・キジバト・ジョウビタキ・
見かけた猛禽類(5)・トビ・ハヤブサ・ミサゴ・ノスリ・ハイタカ
気になった生きものの紹介です。この画像は田村が撮影。
次回、2023年4月24日(月)6時45分の船で島に渡る予定。
今、オドリコソウの花が満開でした。 羽ばたきするホシハジロ
カラスノエンドウに止まって顔を出すホオアカ ハマエンドウの花
羽ばたくシロチドリ コチドリ
シキミの花 タチツボスミレ
ルリタテハ、翅を開けてくれず。 冬羽のカンムリカイツブリ
獲物探しか、ミサゴ ノスリ(左)と ハイタカ
以上
能古島散策の報告 2023年3月27日(月)その2 田村耕作(まとめ)
参加者森健児会員からのカメラ目線の報告です。
巣材を一杯くわえていた この時期、キジバトが群れていた
前回も見かけた場所で、モズが ホオアカ、 渡りの途中でしょうか
イソシギ 鮮やかな羽色のイソヒヨドリ♂ ♀
シロチドリ2羽いました コチドリ 2羽いました
ウミウ ヒメウ
カシラダカ、数羽いたようです。 ホオジロ、囀っていました
ヒヨドリの群れ 出現 ヤマガラ、指に注目 ♡の形が
山中の溜池で見かけたゴイサギ
海藻を食べていたヒドリガモ達 夏羽のカンムリカイツブリ
以上
能古島散策の報告 2023年3月27日(月)その3 田村耕作(まとめ)
参加者荒牧源実会員からのカメラ目線の報告です。
目立ったイソヒヨドリ♂ ウミウ 夏羽かな
ホオアカ 囀るホオジロ
マメカミツレ クヌギの花 花を見かけたムサシアブミ
カシラダカ
以上
能古島散策の報告 2023年3月27日(月)その4 田村耕作(まとめ)
参加者太田 薫会員からの感想です。
先週から降り続いた雨もやっとあがり、今日はお天気に恵まれた一日でした。
毎月同じ場所ほぼ同時刻に見る太陽も随分北に位置を変えすっかり陽が昇り、改めて季節の移ろいを感じます。


島では、いたるところにハマダイコンが咲き乱れていました。海では水鳥たちの数も少なくなって少し寂しい思いです。葦原のある草地辺りで
ホオアカとホオジロに出会いました。歩を進めると木の枝にカシラダカ。みなホオジロ科しっかり見比べることができました。カシラダカも随分数が減少したとのことです。
海辺ではシロチドリがヒドリガモと一緒にいたのですが、砂や小石の色と似て、一旦目を離すと探すのに一苦労。天敵からは身を守れますが観察には容易ではありません。
雑木林の中ではフデリンドウの花が可愛い花を咲かせていました。

みなさんとは途中でお別れし、菜の花と満開の桜を見にアイランドパークへ。春休みで園内は家族連れや若い人たちで賑わい、色々な花々も咲き誇って春を満喫してきました。
写真は田村が撮影
能古島散策の報告 2023年3月27日(月)その5 田村耕作(まとめ)
参加者龍山康朗会員からのカメラ目線の報告です。
イソシギ イソヒヨドリ雄 ウミウ
ウ 、3種 勢ぞろい アケビの花 オオジシバリ
キツネノボタン シャク スズメノヤリ
トウダイグサ マツヨイグサとコマツヨイグサ リキュウバイ
カシラダカ雄雌 ホオアカ ホオジロ
トビ ミサゴ 雄 ヒドリガモ雄雌
見事な薄紫、フデリンドウ 百舌鳥
踏まれても直ぐ立ち上がり筆竜胆 龍朗