5名で散策。今日の天気予報は、曇りで一時雨でしたが、雨はぽつぽつらしいことに望みを期待して歩き始めたが、傘を持っての散策となりました。薄く広がった雲の間に青空も見えていたのですが、雨の時間が少し多かった。このところ、乾燥気味の天気だから、恵の雨と思いつつ、鳥探し。
船上からの観察は、濃い雨雲のせいもあり、日の出前の海面にはなにも観察できず。能古島に上陸してからも鳥たちの鳴き声が少ない。ハシブトガラス、ヒヨドリの鳴き声で始まった。トビが上空飛翔、シロハラ、メジロの地鳴きが少し聞こえた。博物館そばの樹木の多い環境では、暫くするとキジバト、ウグイス、ヒヨドリ、ツグミなどの地鳴きを聞いた。
海岸に移動し、水辺のハクセキレイ、カモメ、セグロカモメを見かけた。少し沖にはヒドリガモの小さな群れを見かけた。他にマガモやウミアイサを観察中、クロサギが、海面すれすれを飛翔。イソヒヨドリ、少し沖合にはホシハジロの群れ(150羽前後)、他は白さが目立ったスズガモ♂、キンクロハジロ2羽ばかりだった。もう少し沖を飛翔するホシハジロの群れも観察。海岸を少し西へ移動。砂利の海岸では、前回見かけたミユビシギの群れはいなかった。イソシギ、シロチドリ1羽(若い個体)を見かけた。 山が迫ったもっとも西側の海岸では、ウミウとヒメウ、草藪では、ウグイス、ホオジロを観察したが、その沖合ではユリカモメの群れが採餌中でした。カンムリカイツブリやハジロカイツブリもみかけた。海岸に立って、これから歩く自然探勝路のある山の斜面で止まりのノスリを探す中で、アオバトのようなものを見かけた。木の葉ではないかなどと言ってる間に飛び出しを確認。アオバト3羽でした。あっという間のできごとでした。
自然探勝路では、ヒヨドリとシロハラの地鳴きが目立ち、その合間にメジロやヤマガラの地鳴きを聞いた。藪ではミヤマホオジロの小さな群れ、杉林ではキクイタダキ2羽を観察するものの、アトリ科の連中は、カワラヒワのみでした。途中のため池では、カルガモやコガモを見かけた。途中の耕作地の広がった見通しのいい場所で、いつものおやつ時間。この空間に飛び込んできたのが、トビ、ハヤブサ、ハシブトガラス、そして彼らよりえらく小さく見えたツミの突っかかりでした。この場面もほんの一瞬の出来事でした。
散策している道路そばの果樹園内の箱罠になんとイノシシ3頭が入っていた。前回も箱罠に入ったイノシシを見かけたことを思えば、島内のイノシシ、沢山いるんだろうなと思う。
いつも昼食にする山頂はしっかりした雨の時間帯でした。視界もあまり見通せない状況なので、通過し、思索の森の中にある東屋で、昼食にした。その後、象ノ瀬を観察。ウミウの糞で白い瀬にお色直しか。アイランドパーク前を通って、島の東側の桜並木沿いに港を目指した。途中でノスリの飛翔、ウソの声に期待し、その通りとなった。
15時の渡船で戻りました。2019年最初の散策では56種を記録しました。
トビ(鵲) 草を食むヒドリガモ(鵲) 飛び出したヒドリガモ(源) ヒドリガモ(位)
やって来たクロサギ(鵲) 海面近くを飛ぶクロサギ(鵲) 食べもの探しか?(源) カモメもか(田)
ウミアイサ♀(田) イソヒヨドリ(鵲) 思案中か(鵲) 1羽のみのシロチドリ(源)
ホオジロ 番か?(源) 左側ヒメウ 右側ウミウ(源) 集合写真(鵲) 何かくわえていたウミウ(鵲)
波打ち際でイソシギ(田) 池で見かけたコガモ♀(田) ホシハジロの群れ(鵲) ホシハジロの飛翔(位)
スズガモ♂(田) カワラヒワ(田) シロハラ(田) 池のカルガモ(田)
海のカルガモ(位) マガモ(鵲) 能古島のイノシシ(源)
今回の散策では、56種の野鳥を観察できた。
海域や水辺で見かけた種(24)・クロサギ・カワウ・ウミウ・ヒメウ・ハクセキレイ・ウミネコ・セグロカモメ・オオセグロカモメ・カモメ・ユリカモメ・シロカモメ・イソシギ・イソヒヨドリ・シロチドリ・マガモ・ホシハジロ・オカヨシガモ・ヒドリガモ・キンクロハジロ・スズガモ・ウミアイサ・カンムリカイツブリ・ハジロカイツブリ・カワセミ
住宅地や農耕地で見かけた種(8)・スズメ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・
・ホオジロ・ジョウビタキ・ミソサザイ・キセキレイ・カワラバト
山の中で見かけた種(17)・ゴイサギ・アオサギ・シロハラ・ツグミ・キクイタダキ・ヤマガラ・メジロ・ヒヨドリ・モズ・ウグイス・アオジ・ミヤマホオジロ・コゲラ・アオバト・キジバト・カワラヒワ・ウソ
見かけた猛禽類(5)・トビ・ミサゴ・ノスリ・ツミ・ハヤブサ
山の中の池で見かけた種(2)・カルガモ・コガモ
その他、気になり、観察した生きものを紹介します。野鳥たちが啄む木の実を中心に観察しました。
ハマダイコン(源) ハマダイコン(田) ツルウメモドキ(田) センダンの葉痕(田)
マサキ(田) フウトウカズラ(田) スミレ科(田) ナワシログミ(田)
キランソウ(田) 雨のお陰かキクラゲ科(田) ツノマタケ(田) クサイチゴ(源)
ムサシアブミの実(田) オドリコソウの花(田) アオキの実(田) 蕗の薹(田)
スイセン満開(田) クロガネモチの実(位)
写真の撮影は(鵲):森健児、(位):平位忠彦、(源):荒牧源実、(田):田字草、報告は田字草。
次回、2019年2月26日(火)を予定。6時45分の船で島に渡ります。