■定例探鳥会 今津探鳥会 感想文
2017年7月2日(日)8:00~10:50 -晴れ時々曇り-
本日の参加者は16名。
夏季は出現種類が少ないことが予想されますが、皆さんたいへん意欲的です。
スタート直後、早速稲が長く伸びた水田の中からヒクイナの声が聞こえてきます。
どうせ姿は見られないだろうなとほぼ諦め気味だったところ、農道を少し進んだところで
運よく、餌取りに懸命な2羽の成鳥をゆっくりと観察することができました。
アシ原では此処彼処でオオヨシキリが鳴き声を競っています。暑さが増幅されます。
堤防に上ると潮が引き始め、砂州が次第に現れ始めたところでしたが、シギチドリは何もいません。
その代わり、3羽のクロツラヘラサギ幼鳥が採餌中。繁殖に加わらない個体は夏でもうろついているようです。
干潟とは反対側の水田に目を移すと、畔に1羽のケリが佇んでいます。よく見ると今年生まれの幼鳥のようです。
今津の近くで繁殖したのでしょうか?福岡県内の繁殖は局地的で数少ない種類です。
今日は、姿を見るのが難しいヒクイナ、時季外れのクロツラヘラサギ、今津では数少ないケリなど希少な種類を
思いがけず楽しむことができました。
昨晩は熱帯夜、今朝は早朝から27℃を超える暑さで日中は33℃まで上昇しました。
湿度も高くたいへん蒸し暑く、気分を悪くなさった方もおられました。
まだまだ暑い日が続きます。睡眠をしっかりとり、水分補給を十分に行い、無理をせずに探鳥会を楽しみましょう!!
ヒクイナ クロツラヘラサギ
ケリ
(報告:波多野 邦彦、写真:日高 継典)