能古島散策2017年05月25日(水)の様子

2017.05.28 19:06|調査報告

 前日(5/24)のまとまった雨の後、大気中に湿気がまだ多いらしく、見通しがすっきりしなかった。でも少し荒れた天気の後は、渡り途中の野鳥たちに出会えるかもとの期待もありました。
 能古の博物館の傍で、上空をヒヨドリ位の大きさの鳥が通過、少しはなれた高木の天辺に止まった。双眼鏡で覗くと今ひとつよくわからない。あわてて、望遠鏡を準備し、覗いた。黄色い鳥だ。コウライウグイス。ちょっと興奮気味に、2人に覗いてもらう。カメラで証拠写真だとレンズを向けたと同時に飛び出し、北側へ飛んで視界から消えた。あっという間のできごとでした。3人とも観察できて満足でした。
 しばらくすると、カラ類の幼鳥のような鳴声が聞こえてきた。近くにあるバクチノキの大木からでした。ヤマガラの幼鳥が飛び出し、すぐ近くのソメイヨシノの木に、次々と移動した。6羽の幼鳥でした。多分近くに親がいるんだろうなと思いつつ観察した。
 アオバズク、いつもの樹洞は、いまだ空でした。
海岸でて、砂浜でコチドリを探した。動きから2羽の番と思われるコチドリ、3ヶ所で見かけた。今年も子育て、上手くいくように祈りたい。
 能古の西側の海岸で頭上近くを飛ぶハチクマを目撃、目で翼や尾の模様がわかるほどの高さだった。久し振りにこの島で見かけたハチクマでしたが、しばらくすると、糸島半島方向から次々と移動してきたハチクマが、我々の頭上で旋回を始め、小さな鷹柱となって、高度をあげていった。改めてハチクマの春の渡りを実感した。
 森ではキビタキの声が、響いていた。他にメボソムシクイ、エゾムシクイ、オオヨシキリ、ヤブサメの声に、散策の楽しさを感じた。
 今回の散策では、35種の野鳥を観察できた。


   ヤマガラの幼鳥(鵲)                  キアシシギとコチドリ(鵲)

170525001ヤマガラの幼鳥(鵲) 170525002キアシシギ(鵲) 170525003コチドリ(鵲)

     スズメの学校かも(鵲)                バッタをつつくホオジロ(鵲)

170525004スズメの学校かも(鵲) 170525005バッタをつつくホオジロ(鵲)

     渡るハチクマ♂(鵲)                 頭上で旋回するハチクマの群れ(鵲)

170525006渡るハチクマ♂(鵲) 170525007頭上で旋回するハチクマの群れ(鵲)

      餌待ちのツバメ幼鳥たち(鵲)                ダンチクの葉の上で囀るホオジロ

170525008餌待ちのツバメ幼鳥たち(鵲) 170525009ダンチクの葉の上で囀るホオジロ

    樹上で囀るヤマガラ                  餌を運んできた渡船内で営巣中のハクセキレイ

170525010樹上で囀るヤマガラ 170525011餌を運んできた渡船内で営巣中のハクセキレイ

 その他、気になった生きものを紹介します。海岸ではマンテマやノビルの花が見頃です。山中では、食べ放題のクサイチゴの実、フウトウカズラの花序が目立ちました。


海岸で見かけたマンテマ        ノビルの花            目だったフウトウカズラの花序

170525012海岸で見かけたマンテマ 170525013ノビルの花 170525014目だったフウトウカズラの花序

        山中で見かけたクサイチゴ(食べごろ)             モンキチョウ

170525015山中で見かけたクサイチゴ(食べごろ) 170525016モンキチョウ

ハマダイコンで見かけたヒラタアブの仲間          トンボエダシャク

170525017ハマダイコンで見かけたヒラタアブの仲間 170525018トンボエダシャク


写真の撮影は鵲(森健児)と田字草、報告は田字草(田村耕作)。


次回2017年6月初夏の様子はどうでしょうか。2017年6月26日(月)を予定。 
6時45分の船で島に渡ります。



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能古島散策2017年04月25日(水)の様子

2017.04.29 08:44|調査報告

 春から初夏へ。野鳥も冬鳥から夏鳥への入れ替わりが楽しみな散策でした。
 冬鳥のセグロカモメやウミネコを海上で観察。
 海岸沿いの海面では、マガモやカルガモなど淡水性のカモたちは数羽見られたが、潜水性のカモは観察されず、ウミウとヒメウを見かけたのみでした。
 砂浜の水辺では、3ヶ所でそれぞれ2羽のコチドリを見かけた。同じ砂浜にキアシシギイソシギ、それに夏羽のオオメダイチドリを見かけた。コチドリはこの砂浜で、繁殖が期待される。ミサゴは電柱で休息中。海岸の草地ではハクセキレイムクドリが採食中でした。
 陸域ではカワラヒワや囀るアオジ、コムクドリ3羽を見かけた。ツバメは番と思われる2羽をあちこちで見かけた。
 島内の山を歩きながら、キビタキの囀りを6ヶ所で聞いた。ホオジロやメジロ、ヤマガラ、シジュウカラもあちこちで囀っていた。
 展望台(195m)では、今回も昼食中にハイタカ2羽が旋回しつつ移動している様子を目撃できた。
 今回の散策では、38種の野鳥を観察できた。

能古港内で見かけたセグロカモメ(鵲)      キアシシギとコチドリ(鵲)

170425001 能古港内で見かけたセグロカモメ(鵲)   170425002 キアシシギとコチドリ(鵲)

睨まれたコチドリ(鵲)           何かを食べたイソシギ(鵲)

170425003 睨まれたコチドリ(鵲) 170425004 何かを食べたイソシギ(鵲)

夏羽のオオメダイチドリ(鵲)        羽を広げたヒメウ(左)休息中のオオセグロカモメ(右)(鵲)

170425005 夏羽のオオメダイチドリ(鵲)     170425006 羽を広げたヒメウ(左)休息中のオオセグロカモメ(右)(鵲)

檜の天辺で囀っていたホオジロ(鵲)      山頂上空で旋回中のハイタカ(鵲)

170425007 檜の天辺で囀っていたホオジロ(鵲)   170425008 山頂上空で旋回中のハイタカ(鵲)

  仲むつまじいキジバト(鵲)      採食中のハクセキレイ       囀るシジュウカラ

170425009 仲むつまじいキジバト(鵲) 170425010 採食中のハクセキレイ 170425011 囀るシジュウカラ

    砂浜のムクドリ

170425012 砂浜のムクドリ

 その他、気になった生きものを紹介します。花もいろいろ咲き始めています。海岸ではハマエンドウホザキマンテマの花が身頃です。山中では、タツナミソウシュンランフデリンドウゴヨウアケビ、ムベなどにぎやかになってきています。

海岸で見かけたホザキマンテマ            色鮮やかなハマエンドウの花

170425013 海岸で見かけたホザキマンテマ 170425014 色鮮やかなハマエンドウの花

山中で見かけたタツナミソウ           ↓めでたい花シュンラン

170425015 山中で見かけたタツナミソウ170425016 めでたい花シュンラン

明るい森の中見かけたフデリンドウ         鮮やかな色のゴヨウアケビ

170425018 フデリンドウ  170425019 鮮やかな色のゴヨウアケビ

  動物たちも目につくようになって来ました。ため池の傍で飛び回る蝙蝠(コウモリ)が 撮影しやすい位置に止まってくれました。

コメツキムシの仲間            アゲハ(鵲)           コオモリの仲間(鵲)

170425020 コメツキムシの仲間170425017 アゲハ(鵲)170425021 コオモリの仲間(鵲)

目だったベニシジミ          ↓大きさに驚いたウシガエル

170425022 目だったベニシジミ170425023 大きさに驚いたウシガエル

 次回2017年5月の様子はどうでしょうか。写真の撮影は鵲(森健児)と田字草、報告は田字草(田村耕作)。 

 次回は、2017年5月25日(木)を予定。6時45分の船で島に渡ります。





能古島散策2017年03月22日(水)の様子

2017.03.26 15:27|調査報告

 そろそろ桜(ソメイヨシノ)の開花の声が聞こえてくる頃、島を散策した。ウグイスのさえずりで鳥見開始。ジョウビタキは合わせて19羽を数えた。これからの渡りに備えているのか。ツグミやシロハラも、島のあちこちで見かけた。

 海面では、マガモやカルガモ、ヒドリガモなど淡水性のカモたちはまだ多く見られたが、潜水性のカモはウミアイサのみだった。2羽見かけたオオバンの傍には、ヒドリガモが付きまとっていた。オオバンが潜ってくわえてきた海藻を、ヒドリガモが横取りしているようだった。採餌するカワウの数は、前回に較べて減少していた。カイツブリ類もほとんどいなくなったようだ。

 水辺では、セグロカモメイソヒヨドリコチドリを見かけた。コチドリは砂浜海岸で2羽見かけ、繁殖も期待される。ミサゴは電柱で休息中。ウミウは岩礁で休息中。海岸の草地で見かけたカワラヒワの群れ、羽の黄色が美しかった。

 島内の山を歩きながら、ジョウビタキの声はあちこちで聞いたが、アオジやミヤマホオジロなどホオジロ類、ルリビタキは、数を減らしていた。草地でホオアカ2羽を見かけたのが印象に残った。山中の池では、コガモやカルガモ、美しい婚因色のアオサギを見かけた。

 展望台(195m)では、昼食中にハイタカが旋回しつつ移動している様子を目撃できた。合計7羽を数えた。

 今回の散策では、44種を観察できたが、期待したウソやレンジャクはお目にかかれず、ツバメもまだ見かけませんでした。


          ジョウビタキ♀と♂                      朝日を浴びたツグミ(鵲)

170322001 ジョウビタキ♀ 170322002 ジョウビタキ♂ 170322003 朝日を浴びたツグミ(鵲

  海藻を食べるオオバンとヒドリガモ達(鵲)       見かける数が少なかったカワウ

170322004 海藻を食べるオオバンとヒドリガモ達(鵲)    170322005 見かける数が少なかったカワウ

    ウミアイサ♂(鵲)               セグロカモメ(鵲)        イソヒヨドリ♀

170322006 ウミアイサ♂(鵲) 170322007 セグロカモメ(鵲) 170322008 イソヒヨドリ♀

      コチドリ(鵲)          羽を広げたウミウ         休息中のミサゴ(鵲)

170322009 コチドリ(鵲) 170322010 羽を広げたウミウ 170322011 休息中のミサゴ(鵲)

    カワラヒワの群れ(鵲)         ホオアカ(鵲)           ヒヨドリ(鵲)

170322012 カワラヒワの群れ(鵲) 170322013 ホオアカ(鵲) 170322014 ヒヨドリ(鵲)

   美しい婚因色のアオサギ(鵲)         旋回しつつ移動するハイタカ(鵲)

170322015 美しい婚因色のアオサギ(鵲)    170322016 旋回しつつ移動するハイタカ(鵲)

 

 その他、気になった生きものを紹介します。あちこちで、スミレの花が咲いていました。花もいろいろ咲き始めています。ヤマザクラ、桃色を覗かせたソメイヨシノの蕾ムラサキケマンイロハカエデの花です。

 

      タチツボスミレ            ヤマザクラの花

170322017 タチツボスミレ 170322018 ヤマザクラの花

   ソメイヨシノの蕾         ムラサキケマン           イロハカエデの花

170322019 ソメイヨシノの蕾 170322020 ムラサキケマン 170322021 イロハカエデの花

 

 次回2017年4月の様子はどうでしょうか。写真の撮影は鵲(森健児)と田字草、報告は田字草(田村耕作)。 

 次回は、2017年4月25日(火)を予定。6時45分の船で島に渡ります。



能古島散策2017年02月27日(月)の様子

2017.02.27 09:49|調査報告

 渡船上で、ユリカモメの大群(約300羽)が西から東へ移動している場面に遭遇。迫力がありました。
 今日の日の出、美しい橙色で東の空が染まった。新しい出会いに期待して散策開始。気温5~10℃でした。
 朝日の光に映えたジョウビタキ♀と♂、山からヒヨドリやシロハラ、ヤマガラの声、その中にウグイスの囀りを聞きました。能古島で初めての囀り。春真近か。
 海域では、カモ類やカモメ類の数が減ったようです。見かけたのはヒドリガモ、マガモ、それにカルガモでした。少し沖合いには鳥島が出来ていた。カモメ類とウミアイサ(約150)の群れでした。また、オオバンも前回に引き続き観察しました。
 沖で作業中の漁船には、たくさんの数のカモメ類、ダイサギなどサギ類が乗船していた。

170227001 美しい朝日を浴びたジョウビタキ♀ 170227002 美しい朝日を浴びたジョウビタキ♂ 

        美しい朝日を浴びたジョウビタキ♀と♂

170227003 イソヒヨドリ(鵲)

    イソヒヨドリ(鵲)

170227004 ウミアイサ♂(鵲) 170227005 ウミアイサ♀(鵲)
              ウミアイサ♂と♀(鵲)

170227006 オナガガモ左とヒドリガモ右(鵲) 170227007 ハジロカイツブリ(鵲)
   オナガガモ左とヒドリガモ右(鵲)    ハジロカイツブリ(鵲)

170227008 船の周りにカモメ類、船にサギ類

船の周りにカモメ類、船にサギ類

170227009 ツグミ(鵲) 170227010 モズ(鵲)

       ツグミ(鵲)            モズ(鵲)

170227011 ウグイス(鵲)

   ウグイス(鵲)


 市街地近くの草地では、シロハラツグミ、ミソサザイ、ウグイスホオジロ、アオジ、ミヤマホオジロモズムクドリなどを観察した。
 野山では、今回もヒヨドリやシロハラが非常に多かった。山道ではジョウビタキミヤマホオジロをあちこちで見かけ楽しめた。山のため池では久し振りにコガモ2羽を目撃した。上空では猛禽類のノスリ3羽同時出現ハイタカ2羽同時出現ハヤブサも見かけた。
 お昼を能古島山頂(195m)の石のテーブルで楽しんでいた時、いきなりけたたましいハシブトガラスの声とともに頭上に凡そ100羽、びっくりです。どうもある種類のミカンを狙ってその傍の林に集まってきているようでした。その群れが何かの拍子に飛び出したようです。昼食後、歩いた農道にたくさんのミカンの皮が落ちていました。大変です。
 今回合わせて47種観察できました。

170227012 ミヤマホオジロ♀ 170227013 シロハラ 170227014 ムクドリ

    ミヤマホオジロ♀           シロハラ               ムクドリ

170227015 ハイタカ(鵲)_thumb_thumb

   ハイタカ(鵲)

170227016 ノスリA(鵲)_thumb_thumb 170227017 ノスリB(鵲)_thumb_thumb
     ノスリA(鵲)             ノスリB(鵲)

170227018 ヒヨドリ_thumb_thumb 170227019 ホオジロ_thumb_thumb

        ヒヨドリ          ホオジロ

その他、気になった生きものを紹介します。あちこちで、菜の花が咲いていました。花もいろいろ咲き始めています。オガタマノキ、シキミ、クロキ、オドリコソウ、クサイチゴです。

170227020 オガタマノキ_thumb_thumb170227021 シキミ_thumb_thumb170227022 クロキ_thumb_thumb
      オガタマノキ             シキミ              クロキ

170227023 オドリコソウ_thumb_thumb 170227024 クサイチゴ_thumb_thumb
      オドリコソウ             クサイチゴ

 

次回2017年3月の様子はどうでしょうか。写真の撮影は鵲(森健児)と田字草、報告は田字草(田村耕作)。
次回は、2017年3月22日(水)を予定。6時45分の船で島に渡ります。



カワウ、博多湾内の島で繁殖か?

2017.02.15 17:32|調査報告

 カワウ、博多湾内の島で繁殖か?
 先日(2/11の午前中)、菰川の河口で野鳥観察の案内をする機会がありました。ウミアイサ、ホシハジロ、ユリカモメ、トビ、セグロカモメ、カワウなど16種を楽しんだのです。その折に、少し沖にある鵜来島を眺めたところ、落葉樹にたくさんの巣を見かけました。
 何かなと思い、伊崎漁港のそばに移動し、N氏と観察しました。その時の画像です。

 望遠鏡を用いて観察したところ、カワウが営巣中のようです。巣の数はおよそ20ヶ所で、どの巣にもカワウがいました。個体の数は、観察できる範囲でおよそ40羽でした。
 福岡県内では、カワウの繁殖情報は聞いていないし、冬鳥と思っていました。九州では、唯一大分県の黒島で繁殖していると聞いています。
 アオサギが、その昔、冬鳥とされていたのが、留鳥となり、現在繁殖しています。カワウも同じような経過をたどり、福岡で繁殖している野鳥となるのでしょうか。聞くところによると、1~2年前から営巣し始めたようです。各地で鳥害の対象種とされているので、注意して観察を続ける必要があると思います。
報告 田村耕作



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