10月11日(木) 南公園鳥見報告
探鳥報告です。
確認日:2012年10月11日(木)
場所: 南公園
9時ごろに行って、キビタキ♂♀が現れました。
今日はラッキィと思っているとコサメビタキ3羽にエゾビタキが1羽、目の前で食事をしてくれました。
コサメビタキは本当にお忙しさんです。(笑)
その後にサメビタキがやってきました。
サメビタキと確信するまではRさんとSさんとで図鑑とねらめっこでした。
2回、50羽くらいのエナガの混群が回って来てくれました。シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、メジロといっしょでした。コゲラの頭に赤はないかと探しましたが…。簡単にはいませんよね。
コサメビタキはずっと近くで食事をしてくれてました。あとはオオルリ♂若と♀、カワラヒワ、ヒヨドリでした。シロハラ、マミチャジナイも入ったらしいのですが見れませんでした。
以上、支部産
支部産さん、ご報告ありがとうございました。尚、一部、正式な名前に変えています。ご了承ください。(ハチクマ4号)
ハチクマの渡り調査が終了しました
代表 小野 仁
9月8日から開始した2012年度秋のハチクマの渡り調査が、10月8日で終了しました。この間、大変多くの会員の方々のご支援をいただき、楽しい調査が実施できました。
今秋のハチクマの確認数は4,663羽で、昨年度よりも600羽程度少ない数字でした。また、広島市の佐伯運動公園での確認数が4,917羽、下関市の火の山が5,301羽、北九州市の皿倉山が5,474羽と、片江展望台よりも多くのハチクマを確認しています。毎夜、全国タカの渡りネットワークのHPを見るたびに、「どうして?」と感じられた方も多いのではないかと推測しています。
東京大学が実施した追跡調査の結果などでは、福岡市周辺での渡りルートは、幅30~40km程度だと言われています。片江展望台で双眼鏡や望遠鏡で体長60cm、翼開長130㎝のハチクマを確認できる範囲は、せいぜい3~4kmですから、ルートの1割程度だと推測されます。それにしても、例年と傾向が違う理由が見出せませんでした。
今年は、慶応大学が青森県で3羽、山形県で1羽のハチクマに発信機をつけ、その記録を「HACHIKUMA Project 2012」のHPで公開しました。このデータを、わくわくしながら楽しみました。このデータでは、移動しては暫く一箇所に留まる個体があることが分かりました。
また、山形県で放鳥された「YAMA」は、四国の愛媛県と高知県の県境を経て、真西に移動して天草に至りました。当然、そのまま中国に渡るのかと思いきや、西彼杵半島の海側を北上し、西海橋付近で2日間を過ごし、その後五島列島を経て中国に移動しました。この経路は、大変驚きでした。
長野県松本市の白樺峠でも観測した個体は3~4日後に片江展望台で確認できそうだ、広島で確認した個体はその日の夕方か翌日には確認できるなどと推測していました。今年の観測結果と「HACHIKUMA Project 2012」のデータは、これらの仮説を打ち砕くものでした。
平成3年から片江展望台でハチクマの観察を始めましたが、ますます分からないことが増えました。来年の観測が楽しみです。感想は、
「たかが鷹、されど鷹」
皆様、本当にありがとうございました。来年、また片江でお会いしましょう!
【鳥信】 2012年10月7日(日) [イソヒヨドリの メス]
9月能古島散策報告 2012.09.21
2012年9月21日の能古島散策
能古島も、野鳥たちの秋の渡りの最中、今回は2名で散策。
ハチクマを見たいから、空を見上げつつ歩きました。9時12分、5羽のハチクマ、旋回しつつ上昇中の姿を見かけました。
11時16分、山頂で南西に流れるハチクマを観察。散策中、10羽のハチクマが渡っていきました。
また、港から西にある集落でホトトギス1羽をじっくり観察しました(写真1)。渡り途中で、採食中のようでした。
夏にはあまり見かけなかった鳥もみかけるようなりました。
海岸そばの道路では、イソヒヨドリ2羽(♂♀)を見かけ(写真2)、ミサゴ(写真3)も7羽見かけました。ウミネコも数が増え、274羽を数えました(写真4)。
ツルボの花の群落を公園で発見、草地が桃色に見えました(写真5)。その花の一つでハナムグリの仲間を見かけました(写真6)。
歩くと、毎回発見のある能古島散策でした。
(写真1~4はKM撮影) (写真5~6はKT撮影)
次回は、10月29日(月)6時30分の船で島に渡ります。
御世話係 田字草