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2013/08/17(火) 能古島散策

2013.08.31 07:29|調査報告

2013/08/17(火) 能古島散策

初めての参加者を加えて、3人で、6時45分船で渡り、散策。気温28~33℃、曇りのち晴れの夏でした。14時まで歩きました。

ツバメの群れ、旅たちのようでした。

シギ・チドリの秋の渡りが始まっているようでした。キアシシギ5羽を海岸で観察。

繁殖期に見かけなかったイソヒヨドリ♂1羽も久しぶりに観察。

ミサゴは確認回数が、前回よりも今回が8回と増加傾向。アカハラダカ4羽が上空旋回、今年繁殖期見かけなかったサシバも1羽、鳴き声とともに飛翔中を観察しました。

暑い最中でしたが、季節の変化を感じました。

休息中のキアシシギ

13081701 キアシシギ

採食中のミサゴ

 13081702 ミサゴ

若いハシブトガラスの集まり

13081703 ハシブトガラス

海面を見つめるアオサギ

 13081704 アオサギ

獲物を持って移動中のミサゴ

13081705 ミサゴ 

森の中で見かけたアカテガニ

 13081706 アカテガニ

田んぼで見かけたハスの花

13081707 ハス

ヤマイモの花

 13081708 ヤマイモ

若いウミネコ

13081709 ウミネコ 

電柱で休むトビ

 13081710 トビ

 

撮影はOM氏、報告は田字草でした。

 


次回は、9月17日(火)6:45の船で渡ります。弁当持参でご参加ください。

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9月行事予定

2013.08.28 16:48|■探鳥会:参加のご案内■

9月行事予定のお知らせです。バードウォッチングは初めての方も、気兼ねなく遠慮なく、お気軽にご参加下さい!

[時間]集合時間 午前9時 - 解散12時 <雨天中止>

今津の集合は、夏時間で午前8時です。ご注意ください!
[参加費]会員100円・非会員300円・中学生以下無料
[持ち物]筆記具と有れば観察用具、及び野鳥に会いたいという気持ち。


●定例探鳥会●

今津 9月1日(日)8:00~11:00[福岡市西区]

【集合】玄洋高校北西の端道路(従来よりも北側へ200m移動) ⇒周辺地図
【交通】*JR筑肥線「九大学研都市」下車、北へ徒歩20分

*「九大学研都市」下車後 、昭和バス九州大学線で 「玄洋高校」下車

県営春日公園 9月3日(火) [春日市春日公園]

【集合】旧公園管理センター前 10時 <第5駐車場横> ⇒周辺地図
【交通】*JR鹿児島線「春日」下車、徒歩15分

*西鉄大牟田線「春日原」下車、徒歩20分。または駅前から西鉄バス6番系統 <月の浦営業所行き>「水道局前」下車すぐ。

大濠公園 9月14日(土) [福岡市中央区]

【集合】ボート乗り場前 ⇒周辺地図
【交通】市営地下鉄「大濠公園」下車、徒歩5分

和白海岸 9月8日(日) [福岡市東区]

【集合】JR和白駅前の和白公園 ⇒周辺地図
【交通】JR香椎線「和白」又は西鉄貝塚線「和白」下車すぐ

天拝山 9月15日(日) [筑紫野市]

【集合】天拝山歴史自然公園水上ステージ横 ⇒周辺地図
【交通】JR鹿児島本線「二日市」下車、徒歩20分

久末ダム 9月28日(土) [福津市]

【集合】久末ダムの多目的広場横駐車場(管理事務所下)  ⇒周辺地図
【交通】*西鉄バス(国道3号線)森林都市行き「若木台団地」下車南東へ徒歩10分

*JR鹿児島本線「東福間」下車、南東へ徒歩20分


●月例探鳥会● 

(「月例探鳥会」とは、この月だけ開催される探鳥会を指します。)

能古島 9月23日(月・祝)

(福岡市西区) ~海の上を飛ぶハチクマをはじめ秋の渡りを楽しもう~

【集合】能古島の展望台 *午前9時頃から13時頃まで⇒周辺地図

【交通】西鉄バス「能古島渡船場前」下車、姪浜港発8時の市営渡船フェリー

で能古島へ渡る(乗船時間10分)

「展望台入口」まで島内バスを利用なさる方は,別途バス代が必要です。

【その他】雨天中止・弁当必要

片江展望台 9月23日(月・祝)

[福岡市城南区] ~市街地の上を飛ぶハチクマをはじめ各種の鷹の渡りを楽しもう~

【集合】片江展望台 9時~16時頃まで⇒周辺地図

【交通】*西鉄バス113・13番系統桧原または片江営業所行「油山団地口」下車 徒歩25分

13-04-22 周辺マップ←クリックして拡大

*地下鉄七隈線福大前駅下車、西鉄バス福大病院東口バス停より
                                                臨時バス「油山市民の森」行にて「観音下」下車、徒歩10分

チョウセンウグイス・謎の行動(福津市:JUNE)

2013.08.25 22:34|鳥信

5/25~5/26に、福津市久末ダムでチョウセンウグイスを確認。福津市内では初めて見ました。
ウグイスよりひと回り大きく、頭頂から背面、尾羽にかけての赤みが強い茶褐色が特徴です。
渡り時期に日本海の離島で記録されることがありますが、九州本土では珍しい記録だと思います。
ただ今回は、謎の多い行動が見られました。
まるでヤマガラのようなニーニーという鳴き声で、本来の同種の声ではありません。
そして、頻繁に口いっぱいに餌をくわえて飛び回っていました(その為に変な声?)
その姿は自分で食べるというより、まるで雛に餌を持ち帰るかのように見えます。
もし繁殖なら貴重な記録なので、その後も慎重に調査してみましたが、結局はこの両日のみの記録となりました。
(念のため繁殖期が終わるまでは、報告を控えていました)

写真:
01チョウセンウグイス.jpg #ウグイスとはかなり印象が違います

13082601
02チョウセンウグイス.jpg #頭頂から背面、尾羽まで、赤みが強い茶褐色

13082602
03チョウセンウグイス.jpg #頭頂から背面、尾羽まで、赤みが強い茶褐色

13082603
04チョウセンウグイス.jpg #口いっぱいに餌をくわえて飛び回っていました

13082604
05チョウセンウグイス.jpg #口いっぱいに餌をくわえて飛び回っていました

13082605
06ウグイス.jpg #近くで囀っていたウグイス。比較用に。

13082606

植物園 秋の渡り写真展に協力をお願いします

2013.08.15 22:19|お知らせ

植物園 秋の渡り、野鳥写真展に協力をお願いします。
福岡市中央区の福岡市植物園にて、9/3(火)から9/16(月・祭)まで、写真展を開
催します。
野鳥の写真を出展していただける会員は、9/2(月)の13時に植物園に持参して
ください。
大きさは、A4版の大きさか、それに準ずる大きさです。
額がない場合、支部にある額を用いることも可能です。
問合せは、担当の小野仁まで。
なお、9/2の準備のお手伝いしていただける会員も募集します。

西表島の生きもの、第3弾

2013.08.14 14:52|調査報告

西表島の生きもの

九州・沖縄ブロック大会に参加するついでに、しばらく留まりたくさんの自然に触れた。

その報告です。田川さん・小野さんに続いて田字草の場合です。

 

田字草の場合

20・アカガシラサギがセンダンの横枝にいた。

13081420アカガシラサギ

21・目の前で見かけたリュウキュウアカショウビン

13081421アカショウビン 2

22・羽色の鮮やかなアカスジベッコウトンボ

13081422アカスジベッコウトンボ

23・田んぼでアマサギの群れ

13081423アマサギ

24・たくさん見かけたアメリカハマグルマの黄色の花

13081424アメリカハマグルマ

25・海岸の岩場で見かけたイソマツ

13081425イソマツ イソマツ科

26・泥の山で見かけたオオベンケイガニ

13081426オオベンケイガニ

27・オキナワチョウトンボ、群れを見かけた。

13081427オキナワチョウトンボ

28・オサハシブトガラス

13081428オサハシブトガラス

29・鮮やかなオオゴチョウ

13081429オオゴチョウ マメ科

30・オオシママドボタル、夜の散策で見かけた。

13081430オオシママドボタル

31・オオバナアリアケカズラ

13081431オオバナアリアケカズラ

32・オオハマボウ、海岸で見かけた。

13081432オオハマボウ

33・吸水中のカラスアゲハ

13081433カラスアゲハ

34・雨上がりに見かけたカンムリワシ

13081434カンムリワシ

35・キジバト、田んぼでたくさんの群れを見かけた

13081435キジバト

36・マングローブ林の干潟で見かけたキバウミニナ

13081436キバウミニナ

37・ギランイヌビワ

13081437ギランイヌビワ

38・集落の石垣で見かけたキンチョウ ベンケイソウ科

13081438キンチョウ ベンケイソウ科

39・海岸で見かけたクサトベラ クサトベラ科

13081439クサトベラ クサトベラ科

40・白色型のクロサギ

13081440クロサギ

41・クロバナツルアズキ

13081441クロバナツルアズキ

42・クロマダラソテツシジミ

13081442クロマダラソテツシジミ

43・海岸で見かけたグンバイヒルガオ

13081443グンバイヒルガオ

44・ゲットウの花と実

13081444ゲットウの花実

45・夜、美しいサガリバナを見かけた

13081445サガリバナ

46・イシガキシジュウカラ

13081446シジュウカラ

47・シマニシキソウ

13081447シマニシキソウ

48・道端のシロハラクイナ

13081448シロハラクイナ

49・スジグロカバマダラ

13081449スジグロカバマダラ

50・海岸で見かけたスナヅル クスノキ科

13081450スナヅル クスノキ科

51・庭先で見かけたセマルハコガメ

13081451セマルハコガメ

52・タテハモドキ

13081452タテハモドキ

53・電線で見かけたリュウキュウツバメ

13081453リュウキュウツバメ

54・夜、集落の溝で見かけたツチガエル

13081454ツチガエル かも

55・砂浜で見かけたツノメガニ

13081455ツノメガニ

56・山地で見かけたノボタン

13081456ノボタン

57・砂浜で見かけたハマアズキ マメ科

13081457ハマアズキ マメ科

58・海岸で見かけたハマイヌビワ クワ科

13081458ハマイヌビワ クワ科

59・海岸で見かけたハマゴウ

13081459ハマゴウ

60・海岸で見かけたハマボウフウ セリ科

13081460ハマボウフウ セリ科

61・海岸で見かけたハマボッス サクラソウ科

13081461ハマボッス サクラソウ科

62・草地で見かけたヒメトンボ ♂

13081462ヒメトンボ ♂

63・山地で見かけたフジボグサ マメ科

13081463フジボグサ マメ科

64・あぜ道で見かけたフトボナガボソウ クマツズラ科

13081464フトボナガボソウ クマツズラ科

65・マングローブ林で見かけたホソアカトンボ

13081465ホソアカトンボ

66・夜、砂浜で見かけたミナミスナガニ

13081466ミナミスナガニ

67・海岸で見かけたミルスベリヒユ ツルナ科

13081467ミルスベリヒユ ツルナ科

68・田んぼで見かけたムラサキサギ

13081468ムラサキサギ

69・海岸で見かけたモンパノキ ムラサキ科

13081469ムラサキ科モンパノキ

70・海岸で見かけたモクビャッコウ キク科

13081470モクビャッコウ キク科

71・夜、集落の電柱で見かけたヤモリ

13081471ヤモリ

72・山地で見かけたリュウキュウアサギマダラ

13081472リュウキュウアサギマダラ


定例探鳥会報告 和白海岸

2013.08.13 03:11|探鳥会報告

定例探鳥会報告 和白海岸 - 和白川河口→塩浜護岸→5丁川河口 -

2013年 8月11日(日) -快晴、猛暑- 中潮(干潮5:42 満潮12:09)

[観察鳥種] 18種 [参加者数] 8名

13081209 探鳥会のようす
気温40度のニュースがテレビで流れている。四国四万十の気温の予想は今日も40度。西日本は酷暑である。
13081212 セミセミの声も衰えを感じない。この暑さにひるむことなく和白の探鳥会には元気なメンバーが集まってくれた。東京から帰省中の南区の方も参加いただいた。探鳥会はいつも当日観察が期待される野鳥の説明から始まる。そろそろシギ・チドリの渡りが始まる頃だ。私が今朝散歩中5羽のシギを観察したことを伝えると、アオアシシギでではないかとのことだった。気になっていたコアジサシやミヤコドリの消息も話した。先ずは水分を補給して熱中症対策をして出発。

 


13081211 アオサギ 和白川河口では木の枝にアオサギが止まっていた。お気に入りの場所のようだ。足を伸ばし羽を広げ、撮影ポーズを披露してくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

13081210 カワラヨモギ13081202 コマツナギ

 

 

 

道路沿いをカワラヨモギやピンクのコマツナギ、砂浜のコメツギガニを観察しながら進んだ。鉄塔にはミサゴ、右には別のアオサギを観ることができた。更に進むとウスバキトンボやアオスジアゲハ、キチョウ等の昆虫たちが飛んでいた。

13081207 エノキの実13081205 ハマユウ

13081206 キカラスウリの花

植物ではトベラ(実)、エノキ(実)、ハマユウ(花)、キカラスウリ(花)、メマツヨイグサ(花)などを見ることができた。エノキは赤い実をつけていて、食べてみたら甘くて不思議な食感を味わえた。クリークに沿って植えられた植栽はどんどん大きく成長して、クリーク内の様子は観察し難くなっている。
13081201 イソシギ

勇敢な仲間が支え木に登りイソシギを発見した。

 

13081203 カワウ
奈多の海にカワウが2羽飛んできて、海中から出た障害物に止まり羽を乾かしだした。アキニレの木陰でカワウを見ながらしばらく休み、出発した。

五丁川河口の新開橋付近で、イソシギ2羽が対岸の土手の木陰で丸い可愛い目で川面を見つめていた。1羽で行動することが多いイソシギ。デート中なのかな?

13081204 バン すぐそばにバンを発見。バンは足の付け根も赤いことを教わった。ちょっと早いけど猛暑の中そろそろ限界、木陰を見つけ鳥合わせをし散会となった。

 

 

観察できた野鳥の数は少なかったけれど、いろいろなものがじっくり観察できた探鳥会だった。来月には、たくさんのシギ・チの渡りが観られるといいなと思う。(まり)

 

13081208 アオサ

【参加者の感想】

  • 植物がしっかり見られて良かった。

  • バンが綺麗だった。足の付け根も赤いことを発見できて良かった。

  • イソシギが2羽見られて良かった。

  • ミサゴがしっかり見られて良かった。

  • アオサがすごく多かった。

能古島の散策    2013年7月29日(月)

2013.08.04 16:49|調査報告

7/29の能古島の成果です。
大変、暑い中2人で散策しました。
ツバメは若鳥が飛び回っていましたが、電線で休んでいる個体も若鳥が多く、旅立ち前の飛行訓練のようでした。
夏は、この地ではあまり見かけないミサゴやクロサギですが、ミサゴ5回出現。クロサギ3回出現。いつもより季節の動きが早いのかも。

山道に入ってから、ヒヨドリ、メジロ、コゲラ、ヤマガラなど、常連の種の鳴き声が大変少なかった。
アオバズク、7/15に幼鳥3羽を見かけたとМさんからの教えてもらいましたが、今回の散策では、すでに旅だっていました。ヤブガラシの葉でトラ模様のカマキリの仲間、赤いトンボ(多分ナツアカネと思う)を見かけた。

 

次回、8/17(土)、6時45分の船で渡ります。ご参加ください。
8/3 日本野鳥の会 福岡支部 田村耕作

西表島報告、第2弾

2013.08.03 13:15|調査報告

西表島に行ってきました

支部長 小野 仁

1. 九州ブロック大会参加と称して行ってきました
九州・沖縄ブロック協議会(2013.2.2)の折に、平成25年度の大会を北九州支部主催で実施する予定となったのですが、平成26年度でなければ開催が難しいとの話になりました。そこで、いつもの大会ではなく、観察会を実施する感覚で「西表で開催しようではないか」との結論に達し、西表支部長の衣斐さんに企画を依頼しました。
2月24日には、以下のような文章が届きました。
「日本野鳥の会西表では略式で、探鳥会を中心にしたブロック大会を開催することになりましたが、本会は会員数も少なく弱小支部であるために十分な対応ができません。ブロックの会員の皆様には不便やご不満も出ることとは思いますが、御出席をお待ちしています。
なお、6月は台風シーズンの初旬でもあり、「海鳥ツアー」の出航確率が3割程度で、御迷惑を懸けるだけになる可能性もあります。ご考慮の上、ご判断下さい。」

このようにして、6月22,23日にブロック大会が西表島で開催されることが決定しました。「これで大っぴらに西表に行ける」と思ったのでしょうか、T川ご夫婦、T村副支部長との4人による珍道中が、「アッ」という間に決定しました。

2. 行けなかった人の恨みでしょうか、台風がやってきました
少し早いと思いましたが、19日に西表に入ることにし、いそいそと出かけたのですが、何と台風4号が八重山諸島を直撃しそうだとの情報でした。
那覇空港は多少雲があるものの晴天。この時点で、台風は宮古島の南にあり、程なく島を直撃しそうな状況でした。「石垣空港行きは、ただいま天候調査を行っております。なお、離陸しても引き返す可能性があります」との放送が、繰り返し流れていました。
「那覇泊りかなぁ」「せめて石垣まで行きたい」などと言いながら機上に。途中、多少雲があるものの、無事に新石垣空港に到着できました。今度は船が心配になり案内所へ。「今のところは、運行しています」との返事を信じ、港までタクシーを飛ばしました。昼飯も抜いて高速フェリーでとにかく先を急ぎ、途中ややうねりを感じながら、4人組は無事に西表島に到着しました。
西表でレンタカーの手続きを済ませ、空腹を癒すために近くの食堂へ。2時まで開店しているはずの店が、時間前にすでに閉店。車を走らせレストランを探すものの見つからず、大原共同売店へ。ここで適当に弁当を買い込み、車中で遅い昼食。モズクの天麩羅が美味でした。
こうして西表島の旅が始まりました。一方、この台風が九州を直撃する可能性があるとのことで、西表行きを楽しみにしていた気象予報士T山さんは急遽キャンセルとなりました。これは、日ごろの行いの差でしょうか(××さん談話)
13080201 船待ち13080202 爆走中
不安そうに船を待ちました うねりを気にせず爆走中です

3、当然、雨と湿気の洗礼を受けました
八重山で遭遇する台風はさぞかし凄まじいだろうと想像したのですが、若干肩透かし気味でした。後は、訪れる台風一過の晴天を期待したのですが、これがなかなか思うようになりません。曇天の連続、そしてスコール。蒸し暑さとの戦いでした。
13080203 ジャングル

干潟も曇天、ジャングルは霞んでいました


そんな天候でも、楽しみはたくさんありました。初日の夜に出会った「サガリバナ」の美しいことと言ったら!
13080204 サガリバナ13080205 サガリバナ
一夜限りの花です。 明け方から落下し始めます

4.トンボは最高でした
野鳥の会のブロック大会に参加したのですが、鳥の写真はT川さん、T村さんにお任せし、私はトンボを紹介しておきます。
○オキナワチョウトンボ
最初に沖縄を代表するチョウトンボを紹介します。最初に見た頃は、「ベッコウチョウトンボ」と覚えたのですが、現在は「オキナワチョウトンボ」と表記されています。逆光で撮影してみました。奄美諸島以南に分布します。
13080206 オキナワチョウトンボ
○ホソアカトンボ
サシシマスオウを見た折に、枝に止まっているのを見つけました。とにかく
美しいトンボで、惚れ惚れしました。西表島の固有種です。
13080207 ホソアカトンボ13080208 ホソアカトンボ
○アカスジベッコウトンボ
台湾で生息していたのですが、2006に与那国島で確認されました。これ
が2009年に西表島で確認されたとの情報があり、出会うのを楽しみにしていました。リュウキュウアカショウビンの声が聞こえる谷奥の堰堤で出会えました。図鑑に無かったので、写真を地元の方に確認してもらいました。
13080209 アカスジベッコウトンボ

○その他のトンボ
13080210 アカナガイトトンボ13080211 キイロハラビロトンボ
アカナガイトトンボ(南西諸島) キイロハラビロトンボ(西表島固有種)
13080212 コフキショウジョウトンボ13080213 ハラボソトンボ
コフキショウジョウトンボ(八重山固有) ハラボソトンボ(九州以南)
今回確認したトンボは、以下のとおりです。ウスバキトンボが越冬できるのは、八重山諸島あたりまでだといわれており、西表島の以北に飛んだものは子孫を残せないと思うと、何とも切ない気持ちでした。

 

種 名

分 布

1

均翅亜科

イトトンボ

アカナガイトトンボ

沖縄本島以南の南西諸島

2

ヤンマ

ギンヤンマ

日本列島全域

3

トンボ

オキナワチョウトンボ

奄美諸島以南

4

ヒメトンボ

南西諸島

5

アカスジベッコウトンボ

与那国(2006)、西表(2009)

6

ウスバキトンボ

石垣以南は繁殖

7

不均翅亜科

ホソアカトンボ

西表固有種

8

キイロハラビロトンボ

西表固有種

9

ハラボソトンボ

九州以南

10

ホソミシオカラトンボ

南西諸島(奄美諸島を除く)

11

コフキショウジョウトンボ

八重山諸島固有種

5.自然との距離を再認識しました
西表島で行われた「(縮小?)九州ブロック大会」に参加しました。この大会の講演で、「東海大学沖縄地域研究センター」の河野裕美先生から海鳥の生態についてのお話をお聞きすることができました。
先生は、35年にわたって海鳥の生態を継続的に調査しておられ、その研究内容は大変納得のできる成果だと感じました。この中で、以下のような研究手法に関する説明がありました。
「かつてバンディングによる標識調査、巣の中を覗いて産卵数の調査などを実施していた。しかし、現在は鳥に与えるストレスを考え、見通しの良い地点から写真を撮り、これを解析する方法を採用している。また、研究員の水口君はベニアジサイの繁殖する岩礁で観測しているが、岩礁の脇に足場を作成し、この中段座れる場所を作り、全体をシートで覆っている。ここにカヌーを漕いで夜明け前に到着し、日が暮れてからカヌーで戻るという観察をしている。」
この岩礁を23日に確認しましたが、1m×1m、高さ3m程の足場が組まれており、この途中に(失礼ですか)粗末な足場板による棚がありました。ここに鳥へのストレスを排除するために夜明け前と日没後にカヌーで通い、日中ず~っと観察を続ける研究者の姿勢には、ただただ頭が下がる思いでした。
鳥の親や雛を脅していないだろうか?カラスに鳥の巣の場所を教えていないだろうか? 再度、鳥との距離を考えさせられました。

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