渡り鳥の餌場としての休耕田を残しましょう! 第2弾
その2 休耕田、維持したいですね。
南さんからの連絡で、10/15(火)の15時に糸島市板持の休耕田にて、浦ファーム責任者と野鳥の会南夫妻・田村、それにこの辺りで探鳥中の高山さん、5名で休耕田に関する情報交換した。
浦ファームによると、糸島市の市民から、この休耕田に関して苦情が寄せられている。その内容はファームの養豚場の排水を休耕田に流し、そのために臭いがしているので、それを何とかして欲しいなどのようだ。しかし、浦ファームは、排水を”処理施設で”きちんと処理して休耕田に入れている。水質検査をしてもらって構わない。という話でした。糸島市からは、休耕田を埋めてくださいと言われている。「野鳥の会さん、休耕田を埋めないようにするにはどうしたらいいのか、協力をお願いしたい」とのことでした。
私は、誤解されていることもあると思うので、「現状をきちっと市に説明すると共に、休耕田前にこの休耕田の役割、流している水の状態を説明する案内の看板を設置してはどうか」と提案した。また、この休耕田を利用している野鳥を、案内板やホームページに掲載して、この休耕田の大切さをもっと広く知ってほしいと思うと浦ファーム責任者に伝えました。同席した皆さんも賛同していただいた。
この情報交換をしている間にも、メダイチドリやハマシギなどがやってきました。その姿を浦ファーム責任者に望遠鏡を通して、見ていただきました。感嘆の声を上げられていました。
日本野鳥の会福岡支部の役員会の議題にもあげ、会員の皆さんに広報し、色々な媒体や機会を活用して、この休耕田の存続に貢献したいと思いました。文責・田村耕作
10/15 情報交換中
シギチドリの採食と休息の場
10/15に見かけたシギ・チドリ類/撮影・南順子
トウネン・オジロトウネン・コチドリ・メダイチドリ・ダイゼン・ハマシギ・ツルシギ・タカブシギ・ウズラシギ