12/28(月) 出水
多くのツルが渡来しているとのことなので、出水のツル観察センターに行ってきました。朝、餌をまいたそうで、多数のツルが集まっていました。ガイドさんの話ではここ(西干拓)だけではなく、東干拓やそれ以外の場所にも多くのツルが飛来しているそうです。
今年は4種類のツルが来ているそうです。4種類すべて見ることができてラッキーでした。(補足:他にナベクロヅルという雑種も2羽いるそうですが、それは見つかりませんでした。)
最も多いのはナベヅルです。12/19時点で10809羽いたそうです。体が黒くて、首より上が白っぽいのが特徴です。幼鳥は首より上が茶色です。
ナベヅルは通常体が黒いのですが、体が白い鳥がいました。ガイドさんに聞くと、珍しいそうです。また、稀に嘴でつつきあいをしているツルたちがいました。そのせいでしょうか。首を怪我しているナベヅルを見かけました。
ナベヅルの白色個体 首に怪我をしているナベヅル
ナベヅルの次に多いのがマナヅルです。2429羽いたそうです。こちらはナベヅルより大きく、体の色は少し薄目の灰色ですが、首の上のほうまで灰色になっています。目のまわりの赤や黒の大きな模様も目立ちます。ツルは家族で行動するので、3羽の場合は通常両親と子供のようです。
次は、カナダヅルです。8羽しかいなかったそうですが、1羽がしばらく近くにいてくれました。餌探し中のため、嘴と足が泥だらけになっていました。ガイドさんによると、カナダヅルの特徴は顔のハートマークだそうです。アップで撮ってみました。
最後のツルはクロヅルです。5羽だったそうです。クロヅルというわりには体の色はかなり薄く、頭頂部や前面の首の上部が黒いツルです。ツルの識別は首を上げていてもらわないと難しいことがわかりました。
その後、散策のために道路に出たところ、道路近くのツルがゆっくり歩いて遠ざかっていくときに、水田の中にいた鳥が飛び出して電線に止りました。タヒバリの仲間でしょうか。
クロヅル(中央下) タヒバリの仲間(推測)
ツル観察センターの近くのカラスやスズメも福岡に普通にいる鳥とは異なるようです。カラスは嘴の根元が白いミヤマガラスです。カラスの中には嘴の根元が黒い鳥もいましたが、嘴は長めのようなので、コクマルガラスではなく、ミヤマガラスの幼鳥のように思います。スズメは頬に黒い点のないニュウナイスズメでした。なんかちょっとかっこいいです。ツル以外にも楽しめました。
ミヤマガラス
ニュウナイスズメ キセキレイ(きれいだったので、おまけ)
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(報告:リョウ)