能古島散策2017年08月28日(月)の様子
秋の渡りが始まるこの時期に、4名で歩いた。
能古島港の周辺、静かで、セミの声、鳥の鳴き声もほとんど聞こえなかった。博物館の傍、周りの林も静かでしたが、時折、ツクツクボウシの声に、もうすぐ暑い夏も越せ、涼しい秋が来る期待感あり。
海岸に移動した。シギの仲間の群れ(6羽)が砂浜で打ち寄せる波にあわせて移動しながら採餌に夢中の様子が、目に飛び込んできた。すでに冬羽になっているトウネンでした。シギやチドリ、すでに秋の渡りが始まっている一端を目撃か。しばらく歩いてキアシシギも見かけた。上空を移動するカワウ、磯で探餌中のクロサギを目撃した。市街地では、いつものスズメ、ハシブトガラス、電柱にはトビがいた。ツバメは2羽のみ見かけた。ほとんどの個体は、移動してしまったようだ。夏、あまり見かけなかったイソヒヨドリを軒下で見かけた。
山の中に入り、ムシクイの仲間の姿、エゾビタキの行動も数か所で目撃できた。今までよく囀っていたキビタキには出会えなかった。上空では、ミサゴ、サシバ、ハヤブサを見かけた。ハチクマの渡りを少し期待したが、まだだった。
今回は、小さな羽を、山頂から北側に続く思索の森で見つけました。羽の主はだれでしょうか?
今回の散策では、28種の野鳥を観察できた。でもまだ暑かった。
水辺で見かけた種:ウミネコ・トビ・トウネン・アオサギ・ハクセキレイ・カワウ・イソシギ・キアシシギ・クロサギ・キセキレイ・
住宅地で見かけた種:スズメ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ツバメ
山の中で見かけた種:ホオジロ・ヤマガラ・キジバト・ムシクイの仲間・エゾビタキ・
メジロ・カワラヒワ・ヒヨドリ・コゲラ・ヒタキの仲間(コサメビタキ?)
見かけた猛禽類:トビ・ミサゴ、サシバ、ハヤブサ
群れで採餌中のトウネン(鵲) 水辺で休むキアシシギ(鵲)
海岸近くの携帯施設で休むトビ(鵲) 探餌中のクロサギ(鵲)
護岸で休むイソシギ(鵲) 軒下で休むイソヒヨドリ♀(鵲)
休息するツバメ(若鳥)移動の途中かも(鵲) 枝先で見かけたエゾビタキ(鵲)
黒味の強い羽のホオジロ 思索の森で見つけた羽(台紙は5mm方眼紙)
その他、気になり、観察した生きものを紹介します。
ヤブガラシの花にいたアズチグモ 卵を抱えたイオウイロハシリグモ
おいしいイヌマキの実(赤い色) ニイニイゼミ ノアズキの花
山の中で見かけたマユタテアカネ♂ 形が目立ったメドハギ
紫色が美しいヤブラン 咲き始めたアキノノゲシ
動きが速いスナガニ あちこちで見かけたヤブキリ
写真の撮影は鵲(森健児)と田字草、報告は田字草(田村耕作)。
次回2017年9月秋の様子はどうでしょうか。2017年9月25日(月)を予定。
6時45分の船で島に渡ります。