2018年10月26日能古島散策の報告
5名で歩いた。今日の天気予報、午後から雨がぽつぽつ。でも福岡タワーとドームの間から上る日の出は美しかった。しかも海面に映る光も映えていた。開始時の気温は14℃で、少し寒いくらい秋の中で散策開始した。
船上からの観察は、ウミネコの飛翔、海面に浮かぶ数羽のセグロカモメやユリカモメから始まった。
船を降りると、ひー、ひー、ひー、と懐かしく響く声が聞こえてきた。声の主はジョウビタキ(♂)がすぐそばの電線に止まって鳴いていた。期待していたとおり、この時期、島にはたくさん渡ってきているようだ。ウグイスの地鳴きも久しぶりに聞いた。ヤマガラやモズ、ヒヨドリの声がにぎやかだ。
海岸では、水辺でイソシギが探餌中、海面から出ている竹の杭にはミサゴが休息中。イソヒヨドリは屋根の上や波消しブロックなどで見かけた。アオサギ、ダイサギ、クロサギを波消しブロックで探餌か。海岸近くの草地ではカワラヒワの群れ、ジョウビタキの声、ホオジロの囀りに近い声もしていた。
海上にはカワウが潜って採餌か、行ったり来たりする姿もあった。海岸を少し西に歩いて、砂利の海岸でシギとチドリの群れが休息したり、採餌したりする場面を見かけた。ミユビシギを中心に、トウネン、ハマシギ、シロチドリの群れでした。この時期、こんな場面出会えるなんて、幸運でした。
森の中を歩きながら、声に注目しつつ、空にも注意。ジョウビタキの声、ウグイスの地鳴きは賑やか、飛翔する数羽のトビの中に、ハイタカを発見、少しすると森の上低く飛ぶチョウゲンボウも出現。木の天辺にほんの少しの間、エゾビタキが出た。探餌中だ。
ジョウビタキ♂ (源) ジョウビタキ♀(鵲) ヤマガラ(鵲) モズ(鵲)
イソシギ(鵲) 休息するミサゴ(源) 上空を飛翔するミサゴ(鵲)
休息のアオサギ(源) 飛ぶアオサギ(鵲) 魚をくわえたダイサギ(鵲)
休息するクロサギ(田) 飛び出すクロサギ1(源) 飛ぶクロサギ2(位) 海上を飛ぶクロサギ(鵲)
群れるカワラヒワ(田) ホオジロ♀(田) ホオジロ♂(位) 休息するミユビシギの群(源)
採餌するミユビシギ(鵲) ミユビシギの足(鵲) ミユビシギ(位) シロチドリ(田)
採餌したイソヒヨドリ♂(鵲) 屋根のイソヒヨドリ(田) 鳴くハクセキレイ(田)
今回の散策では、涼しくなった環境で、40種の野鳥を観察できた。
海域や水辺で見かけた種(15)・アオサギ・ダイサギ、クロサギ、カワウ・ハクセキレイ・ウミネコ・セグロカモメ・ユリカモメ、イソシギ・イソヒヨドリ・トウネン・ミユビシギ・シロチドリ・ハマシギ、ミサゴ
住宅地や農耕地で見かけた種(10)・スズメ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・キジバト・
モズ・カワラヒワ・カワラバト・ホオジロ・ホオアカ・ムクドリ
山の中で見かけた種(10)・ヤマガラ・メジロ・ヒヨドリ・ウグイス・メジロ
・コゲラ・エナガ・エゾビタキ・アオバト・キセキレイ
見かけた猛禽類(4)・トビ・ミサゴ・ハイタカ・チョウゲンボウ
山の中の池で見かけた種(1)・カルガモ
その他、気になり、観察した生きものを紹介します。
ツチイナゴ(田) コマツヨイグサ(田) ツルウメモドキ(田)
ススキとセイタカアワダチソウ(源) イヌタデ(源) ヤマシロギク(源)
クサギの実(田) ツルウメモドキの実(田) ノブドウの実(田)
シロバナサクラタデ(田) ヨメナ(田) ムベの実(田)
咲き始めたツワブキ(田) 白さが目立つスズメウリ(田) メナモミ(田)
カラスザンショウの実と象瀬(田) テイカカズラの実(位) ヤマフジの実(位)
写真の撮影は(鵲):森健児、(位):平位忠彦、(源):荒牧源実 (田):田字草、報告は田字草。
次回、2018年11月26日(月)を予定。6時45分の船で島に渡ります。