2018年12月21日能古島散策の報告
5名で歩いた。今日の天気予報、曇りで午後になると雨がぽつぽつらしい。薄く広がった雲の間に日の出の光も見えていた。
船上からの観察は、まだ薄ぐらいせいか海面にはなにも観察できず。能古島に近づいてから、ユリカモメやセグロカモメを数羽見かけて始まった。トビが上空低く飛翔、ジョウビタキやシロハラ、メジロの地鳴きが聞こえたが、前回(11/26)よりも地鳴きが少なく感じられた。能古博物館そばの樹木の多い環境では、ウグイス、ヒヨドリ、アオジ、ヤマガラ、ミソサザイなどの地鳴きを聞いた。木々の間を飛び交うヒヨドリに混じってツグミやシロハラが盛んに地鳴きと一緒に、姿を見せてくれた。
海岸に移動し、水辺のイソシギを見かけたが、相変わらず1羽のみだった。そばの屋根でイソヒヨドリ♂、ハクセキレイ、海岸そばの水面にはハジロカイツブリ、ヒドリガモ、少し沖合にはホシハジロの群れ、白さが目立ったホオジロガモは♂ばかりだった。そんな中に少し異質のシルエット1羽を発見、ビロードキンクロ♀かアラナミキンクロ♀か、ともかく観察し、図鑑と比較したが、なんせ少し遠い。証拠写真の収集に努める。ウミアイサやカワウ、クロサギも確認した。海岸を少し西へ移動。砂利の海岸では、前回同様にミユビシギの群れ66羽が採食と休息中、少し離れてシロチドリ1羽も見かけた。ともかく数メートルのそばで観察できたのは幸運だった。
山が迫ったもっとも西側の海岸では、ウミウとヒメウ、草藪では、ウグイス、ホオジロ、ミヤマホオジロを観察したが、その沖合では期待の鳥には出会えず。自然探勝路では、シロハラやメジロ、ヒヨドリの声、そんな中、アオバトの群れ8羽に遭遇、止まりのノスリ、あっという間のできごとでした。
予報よりも早め、お昼前から雨が降ったり止んだりの状態となり、山頂には行かず、バス道路を港に向かい、小中学校を過ぎて能古博物館を経て、港の公園の東屋で雨を避けてゆっくりお昼の時間を過ごす。
14時の渡船で戻りました。2018年最後の散策では48種を記録しました。
ジョウビタキ♀(位) ジョウビタキ♂と♀(鵲) イソヒヨドリ♀(位) イソヒヨドリ♂(田)
メジロ(田) ムクドリ(田) ホオジロの群れ(鵲) ホオジロ♀(位)
電柱で休息中のトビ(位)トビの獲物を狙うハシボソガラス(鵲)ハクセキレイ(田) 草を食むヒドリガモ(鵲)
飛び立つか ミサゴ(鵲) 休息か、ミサゴ(位) 波打ち際のイソシギ(源) イソシギ(鵲)
ハジロカイツブリ(鵲) ハジロカイツブリ(源) ホオジロガモ♂(源) ホオジロガモ♂(鵲
ホシハジロの群れ(田) ビロードキンクロ♀(源) 識別の決め手ビロードキンクロ♀(鵲)
ウミアイサ♂(鵲) 飛び出すクロサギ(源) 飛ぶクロサギ(鵲)
ミユビシギの群れ(田) 休息中のミユビシギ(鵲) 警戒中かミユビシギ(源)
ウミウ(左) ヒメウ(右)(源) ウミウ(左)ヒメウ(右)(鵲)
山中の池、カルガモ(鵲) 山中の池、マガモ(鵲)
飛び出したアオバトの群れ(鵲) 飛び立つノスリ(源) アオサギ(田)
今回の散策では、48種の野鳥を観察できた。
海域や水辺で見かけた種(19)・アオサギ・クロサギ・カワウ・ウミウ・ヒメウ・ハクセキレイ・ウミネコ・セグロカモメ・カモメ・ユリカモメ・イソシギ・イソヒヨドリ・ミユビシギ・シロチドリ・ホシハジロ・ヒドリガモ・ウミアイサ・ホオジロガモ・ハジロカイツブリ
住宅地や農耕地で見かけた種(11)・スズメ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・キジバト・
モズ・カワラヒワ・ツグミ・ホオジロ・ミヤマホオジロ・ジョウビタキ・カワラバト
山の中で見かけた種(12)・シロハラ・ツグミ・ヤマガラ・メジロ・ヒヨドリ・ミソサザイ・ウグイス・アオジ・コゲラ・キセキレイ・アオバト・エナガ
見かけた猛禽類(3)・トビ・ミサゴ・ノスリ
山の中の池で見かけた種(3)・カルガモ・コガモ・マガモ
その他、気になり、観察した生きものを紹介します。野鳥たちが啄む木の実を
中心に観察しました。
ツルウメモドキ(源) スイセン(田) ウンナンオウバイ(田)
ツメレンゲ(田) ハマゴウの実(田) メマツヨイグサのロゼット(田)
シマカンギク(田) シロダモの実(田) サネカズラの実(田)
食べられたサネカズラの実(田) 紅葉真っ盛りのイロハモミジ(田) クサギの実(田)
ヤブランの実(田) カラスウリの実(田) フウトウカズラ(田)
ススキの穂(田) サザンカ(田) タラの芽(田)
ヤブムラサキの実(田)
写真の撮影は(鵲):森健児、(位):平位忠彦、(源):荒牧源実 (田):田字草、報告は田字草。
次回、2019年1月28日(月)を予定。6時45分の船で島に渡ります。